太陽の下、季節労働で900万円稼ぐ方法
20年以上もの間、私が自己流でクリスマスのイルミネーションを飾っているのを見かねて、ある年、妻のKFFがプロに頼むことを勧めてきた。彼女は自宅の庭のヤシの木に希望どおりの飾り付けをしてくれ、クリスマスシーズンが終わったら取り外してくれるサービスを提供する若い男性を見つけたのだという。
20代半ばのその男性は、ライトの取り付けのときはアシスタントを1人連れてくるが、取り外しは彼1人でおこなう。彼はTシャツ姿で小型トラック1台とはしご2台、そして少しの道具だけで作業にやってくる。そして、どうやら彼の宣伝媒体はイエローページと口コミだけらしい。それでも私がざっと計算したところ、ワンシーズンで正味約900万円はもうけているのだ。
「オフシーズンも何かするべきなのでしょうね。でも、家の中でゆっくりしたり、休暇に出掛けたりするのが好きなんですよ」と彼は打ち明けた。
それは結構なことだ。
では、彼にとってどのくらいの期間がオフシーズンなのか?「だいたい7ヶ月です」と彼は即答した。彼が働くのは実質5ヶ月間で、その間はアシスタントと2人だけで休みなく働き続けるそうだ。(「56日間連続勤務ですよ」と彼は誇らしげに話していた)。
当時、彼のビジネスは起業してから3年が経過し、900万円の現金収入があり、人手が足りずに困っている様子もなかった。
私の古い友人PPはニューヨーク州のロングアイランドで、家庭用プールを設置するビジネスでこの男性よりももっと稼いでいる。当初は私たち2人で夏季限定の小遣い稼ぎのつもりでやっていたのだが、彼は少し気の利いた手厚いサービスを提供することで生涯顧客を多数獲得したのだ。
あなたも良質で信用のおけるサービスを提供できるなら、副業や季節労働で収入を得られるかもしれない。良い評判を確立するまで持ちこたえるだけの精神力と経済的な余裕さえあれば、それ以外に起業に必要なものはほとんどない(交通手段といくつかの道具だけだ)。
サンベルト(アメリカの北緯37度以南の地域)辺りでビジネスをしてみてはどうだろうか。あの辺りは日雇い労働者やいい加減な業者が多いので、あなたが良質で手厚いサービスを顧客に提供すれば、たちまち成功するだろう。
マーク・M・フォード
Presented by インベストメントカレッジ