優秀な後任者を育てているか?
後任者にふさわしい人を見つけるのがどんなに大変かは理解できる。その人はあなたと同等か、もしくはそれ以上に能力がなければならない。そして、いつかはあなたの後継者になれる人物だ。
もし見つけられなければ、あなたは決して次の段階へ進めないだろう。あなたが今抱えている問題は、この先もずっと一緒だ。物事がより良く、より簡単に、より生産的になるようにあなたは絶え間なく努力するが、それにも関わらず成功するまでには時間がかかるだろう。
今すぐ後任者を見つけてトレーニングを始めなければ、5年後も10年後も自分の時間を取ることはできない。スペイン語を磨いたり、ダンスを習ったり、夢見た贅沢な旅行をすることも叶わないだろう。
ここで確認してみよう。人生には3つの重要な選択肢がある。何を、どこで、誰とするかだ。3つ目の「誰とするか」という大切な決定事項は私生活だけでなく、主要なビジネスパートナーも含む。そして、リタイア後の夢を叶えるためには、あなたの後任者となる人以上に重要な人物はいないのだ。
覚えておこう。あなたは優秀な人を見つけなければならない。賢くて、あなたが持つ知識を学び、自分自身の隠れた才能を見いだせる人だ。そして、その人はやり手でなければならない。2人分の仕事をこなし、あなたがする仕事は何でもでき、いつかはあなたを超える人だ。そして最後に、好感が持て、信頼されなければならない。
難しい注文だが、妥協しないでもらいたい。
だから今日から探し始めよう。紙を1枚取り出し、あなたが求める後任者の資質や特徴をできるだけ細かく書き留めるのだ。すべて書き出せたと確信できるまで続けよう。
そして、以下に挙げることを何か一つ実行して採用活動をするのだ。
知人に電話をかける、同僚に声をかける、採用広告を出す、リクルーターに問い合わせる。
今すぐ誰かを雇う余裕がなくても行動するのだ。適任者を見つけ、その人にあなたの思いを伝えたら一生涯の友人になれるに違いない(優秀だと言われたくない人なんていないのだから)。あなたのビジネスが軌道にのったら、電話をかけるべき知人の顔も浮かんでくるはずだ。
存続可能なビジネスがあるが、せっかく見つけた完璧な後任者を雇う準備がない場合や、とりわけその人があなたのために何ができるかよくわからない場合がある。それでも、思い切って雇ってみよう。その人の能力をあなたが確信する間も無く、彼は週に60時間忙しく働いてくれるだろう。そして、あなたは採用して良かったと喜ぶに違いない。
だから言い訳はいらない。リストを作成し、知人に電話をかけよう。
追伸:幸運にもすでにあなたのために働いてくれる、すばらしい後任者がいるのなら、手紙や電話、Eメールであなたにとってどれほど重要であるかを伝えよう。そして、その人のキャリアを上げるために、あなたに何ができるか尋ねてみるのだ。
マーク・M・フォード
Presented by インベストメントカレッジ