富とお金 2019/05/01

一瞬でパワフルな人物になる方法




トニー・ロビンズがUnleash the Power(あなたの可能性を解き放つ)というオーディオプログラムの宣伝で、個人が持つパワー(力)の秘密について語っていた。彼がファーストクラスの機内で身なりの良い中年男性から、「あなたが有名なパワフルガイだろ?」と話しかけられたときのエピソードを紹介していたのだ。

彼がそのとおりだと認めると、その男性は「インフォマーシャルを見たが、あなたのプログラムはくだらないね。私が思うに、人間にはパワーがある人とない人の2種類に分類され、9割がない方に属する。あなたがどれだけコーチングしても彼らは無力のままだろう」と言ってきた。

トニーは「それは間違っていますよ。多くの人は潜在能力を発揮していないだけで、私はそれを解き放つ方法を教え、夢を叶えるのに役立ててもらいたいのです」と指摘した。

その男性は「そんなのは嘘だね!本物のパワーを見せてあげよう!」と言った。

そして、彼は飲み物を手に取ると、ためらうことなく隣に座っていた顧問弁護士の膝にゆっくりとこぼしたのだ。

恥をかかされた弁護士は座席から飛び上がり、こぼれた液体を拭きながらぎょっとした顔でクライアントを見た。しかしその直後、「面白いことをしますね」と言って無理やり笑顔を作ったのだ。

男はトニーの方に向きなおり、「ロビンズさん、これがパワーというものですよ」と言った。

確かに、これも権力の乱用というパワーの一種ではある。

このエピソードには、トニーが自分の著書を使って弁護士に与えたパワーについても触れられている。この嫌味な中年男性がトイレに行っている間に、トニーは弁護士に著書を渡して読むように言った。そして、その弁護士は男性が席に戻るまでに、こんな男のために我慢して働く必要がないことを悟り、その場で顧問弁護士の職を辞退したのだ。

私はこのエピソードを気に入っている。どれだけパワーがあっても、一瞬で消える可能性があるという重要な真実を告げているからだ。

この場合、傲慢なクライアントに付き合う必要はないと弁護士が決心したときに、クライアントが持つパワーは消滅した。それまでは、仕事を失いたくないという間違った考えに支配され、(屈辱に耐えながら)このクライアントに仕えていたのだ。

幸いにも私たちは人生の多くの場面で、やりたいこと、付き合う人、行きたい場所を自由に決めることができる。

この自由のおかげで、私たちは強大でほぼ無限のパワーを手にしていると言える。

それを弱めてしまう原因は、周りの環境ではなく自分の思い込みにあることが多い。金持ちで傲慢なクライアントに従わなければ、より豊かな暮らしができないと信じ込んでいた弁護士のように、私たちは目標達成のためにやるべきことを自分で決めつけ制限してしまうのだ。しかし、その考え方自体が完全に間違っている。

自分が無力だと感じる場面を思い起こしてみよう。決まった状況や特定の相手といるときに、そう感じているのではないだろうか?

「無力だと思わざる得ない状況や相手とは?それらを排除して自分は生きていけないのか?」と自問してみよう。

答えはたいてい「生きていける」だ。

あなたも自分が無力だと感じたら、このエピソードを思い出してほしい。嫌な相手でも、いつでも関係を切れるという気持ちで挑めば何も恐れることはない。無力だと感じても毅然と対応すればいいのだ。暴言を吐いたり感情的になるのではなく、落ち着いて話すようにする。感情的に相手を切り離せば何も気にならなくなり、憐れみすら感じてしまうかもしれない。

もはや見放した相手なのだから、慈悲の心を持って接しよう。すると相手もその変化に気付くだろう。そして、待ち受けている結果は2つに1つだ。あなたが一瞬でパワーを得て一目置かれるようになるか、実際に相手との関係を断つかである。どちらの結果になっても、あなたは自分の行動に満足できるはずだし、その先には明るい未来が待っているはずだ。

マーク・M・フォード

                Presented by インベストメントカレッジ

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