すぐに読むスピードを上げる方法
専門家によると、読書の平均速度は1分間に250ワード(英単語)だそうだ。でも、実際はもっと少ないだろう。おそらく150ワードくらいではないだろうか。あなたも自分の読むスピードを簡単に測ってみるとよい。何でもいいので本を手に取って、1ページ読んでみよう。そして、自分でタイムを計って何ワード読めたか数えてみる。
もし自分の読む速度に不満があるのなら、速読術の講座を受講するとよいだろう。イヴリン・ウッド速読術プログラムが最も有名だ。1959年に開設されて以来、この講座でニクソン、カーター、ケネディといった歴代の大統領を含む200万人以上の人が速読術を身につけた。本当に速いスピードで読めるようになるために、ウッドの講座では数ヶ月にわたり行動修正をおこなう。結果的に、あなたの基本的な読み方ががらりと変わるのだ。
あなたが読むスピードを2倍、または3倍に早めたいのであれば、次の5つのステップを実践してみよう。
1. 静かな場所に座る。速く読むためには気が散ってはいけない。
2. 本を開きやすくする。背表紙を下にしてそっと表表紙と裏表紙を開き、どのページも平らに開けるようになるまで手で押し付けて本を開いていく。
3. 読書の正しい体制を整える。目の前の机に平らになった本を置き、(あなたが右利きなら)右脳を活性化するために左手でページをめくれるように手を置く。
4. 文章を指先でなぞりながら読む。そうすることで速くて安定したペースを保てる。その際、目で指を追っているか確認しよう。
5. 後戻りしてはいけない。早めに指を動かしていると一度に2、3語を読み取らなければならないので、初めのうちはスピードを落として確認したくなるかもしれない。でもそのまま続けよう。目でしっかり追っていればちゃんと読解できているはずだ。
指を動かしながら読むだけでスピードが上がるなんて、信じられないかもしれない。しかし、専門家によれば実際に上がるそうだ。まだ私自身この速読術を完璧に身につけたわけではないが、このテクニックを使い始めてから確かに効果が出ている。あなたにも効果があるか、ぜひ試してほしい。
まずは、今の読むスピードがどのくらいかを測定することから始めてみることだ。
マーク・M・フォード
Presented by インベストメントカレッジ