富とお金 2018/12/21

50歳からの人生:成功するのに遅すぎることはない




あなたが50歳になったとしても、まだ未来には多くの可能性があることを話したい。いくつになっても、素晴らしいことはたくさん待っているものだ。あなたが前向きな態度でいれば、幸せが逃げていくことはない。

今日、この主張を私以上に的確に伝えてくれるSGからメッセージをもらった。彼は自分のことを「典型的な私の読者」ではないと言う。

何が違うかって?それは、彼が76歳ということだ。彼の経歴と現状を紹介しよう。

彼のキャリアは、「1941年に戦争が勃発したときに海兵隊の志願兵」になったことから始まる。ほぼ3年間、南太平洋での任務に従事し、一度ならず「何度も」大規模な上陸作戦に参加した。終戦後は企業で働いたが、企業社会の中で成果を出し始めていた36歳のとき、心臓発作を起こした。それでも彼は働き続け、自分のビジネスも始めて成長させたが、10年後に失敗してしまう。さらに2度の心臓発作が彼を襲い、心臓移植の手術までした。

しかし、彼は立ち止まらなかった。転んでも起き上がり、また一から始めたのだ。新規ビジネスに挑戦し続け要領をつかんでいった。今日、彼はマーケティングビジネスを運営しているが、それは20年以上成功している。裕福な暮らしを送り、家族を養い、子どもの頃夢に描いたようなライフスタイルを送っているのだ。

彼は「アイディア」を得るために、私の記事を読んでいる。彼は「さほど遠くない未来」にビジネスを譲渡しリタイアするつもりなので、後継者に「訓練と移行」を施す新しい方法に興味があるそうだ。

SGからのメッセージを読んで、私の個人会計士でユダヤ人の後見人であるもう一人のSGを思い出した。彼は80歳を超えているが、会うたびに若返っているように見える。彼は(本格的に)テニスやゴルフを楽しみ、大口のクライアントを2人も抱え、家庭の時間や社会生活を満喫し、遠方へ旅行もする。そして、いつも私を支えてくれているのだ。

私の父も80歳とは思えないくらい精力的だ。毎日夜明けと共に目覚め、読書や積極的な人付き合い、ジムで汗を流したり、スキーやハンググライダーを楽しむ。そして、子どもや孫と酔い潰れるまで飲み、彼らの面倒を見て寝たことを確認し、翌日の朝7時にはコーヒーを飲みながらクロスワードパズルをしているのだ。

人生は50歳からという考え方がある。もしあなたが50歳以上なら、SGや70歳以上になってから人生の偉業を成し遂げた人たちから刺激を受けてほしい。

ネルソン・マンデラは彼の祖国、南アフリカ共和国での民主主義の実現とアパルトヘイト(人種隔離政策)の撤廃に人生を捧げた。彼は72歳で釈放され、その後4年で同国の大統領になり、1993年にノーベル平和賞を受賞した。

*クリスチャン・サイエンス教会を設立したメリー・ベーカー・エディは、日刊紙「クリスチャン・サイエンス・モニター」を亡くなる2年前の87歳で創刊した。

ジョージ・バーンズは30年の活動休止の後、1975年に79歳で映画俳優として復帰した。そして、100歳まで生き、後年は活躍する高齢者の非公式な代弁者となっていた。彼のジョークは、「私が立っているだけでスタンディング・オベーションが得られる」だった。

グランマ・モーゼス(アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス)はアメリカの人々を描いた絵画が注目されて世界的な名声を得た。その後、101歳で亡くなるまでの20年間で制作した絵画は2000枚にも及ぶ。

70歳を超えていても、人生で有意義なことをする時間は十分に残されているのだ。だから、あなたがまだ50歳ならもっと喜ぶべきだ。SGから見れば、あなたはすべての可能性を秘めた子どものような存在なのだから。

カーネル・サンダースの物語


若い頃のハーランド・サンダースは、農夫、鉄道消防士、蒸気船のオペレーター、タイヤの営業マンとして働いた。40歳のとき、ケンタッキー州コービンでガソリンスタンドを経営し、スタンド裏にある部屋(彼が住んでいた場所でもある)で料理をして立ち寄る人に提供していた。彼はフライドチキンのレシピを編み出して有名になり、1935年にケンタッキー州知事のルビー・ラフーンから、州に貢献した人物として「ケンタッキー・カーネル」の称号を受けるまでになった。しかし、
サンダースのガソリンスタンドを迂回する州間幹線道路ができたことで彼の小さなビジネスは破綻し、生活保護を受けるまでに困窮してしまった。

しかし、サンダースは諦めなかった。車で国中のレストランを回ってフライドチキンのレシピを売り込み、フランチャイズ契約を結ぼうとした。最終的に彼はビジネスを2億円で売却したが、スポークスマンとしてビジネスに関わり続けた。カーネル・サンダースは1976年に86歳にして、世界で2番目に有名な人物になっていたのだ。今日、KFC(ケンタッキーフライドチキン)は82ヶ国で年間20億個のチキンを販売している。

ーク・M・フォード

                Presented by インベストメントカレッジ

関連記事