習慣 2018/08/13

図々しさ万歳


From:西埜巧祐
@心斎橋のスタバより・・・

久しぶりに新人を教えた。それも二人だ。一日に二人を教えるなんて、ここ最近じゃ最高記録笑。でも、この二人にはコピーの話は一切していない。でも、どれも重要なことなので、あなたにもシェアしたいと思います。一人は、全く関係ない部署の新人。正直、この子を育てる義務はない。そして、教える気もない笑(基本、新人指導する気は無い。というのは公言している。西埜の弱みのようです。ただ、セミナーは好評。矛盾だらけ笑)。もう一人は、、、まぁ直属の部下ですね。この二人に指導をしたわけです。


一人目の話…


(関係ない部署の部下の話)
部下A
「PPCが落ちてきてしまったんです。コピーを見てもらえませんか?」

西埜
「まず、聴く人は俺じゃなくね?笑」

いきなり突き放すという・・・この時点で、指導者の器がない笑。ただ、専門分野ではないのは確か。PPCの管理画面を見たのなんて、本当に6、7年前とかです。専門家ではない私に話を聞くなら、専門家が会社にたくさんいるので、その人に聞いた方が良いではないか。ということ

部下A
「いや、、、西埜さんにどうしても・・・」

西埜
「話を聞こうか」

部下Aは賢い。指導されたい先輩に、おねだりをするのは、正しい戦略だ。この時点で、彼は「戦略的部下」になった笑。で、話を聞いて見たら、どうやら彼がPPCの担当になってから(正確にはなる前から)、だんだん右肩下がりで成績が悪くなっていたようだ。

部下A
「こういう風に悪くなってきてて、、、仮説としてはこう思っているんですが、どうでしょう?」

確かに、彼は良い線を行っている。確か、、まだ学生かな?覚えていない時点で、これまた指導者の器ゼロ笑。まぁ、見た目は若くないけれど、歳が若いのは確か。それなのに、きちんと自分なりの仮説、考えを持ってきた上で、相談しにきたのは正しい。それすら用意していない人は、基本的にさよならをさせていただく。そして、こう返しました。

西埜
「その仮説、確かにまぁあるとは思うけれど、仮説に至る材料が少なすぎるんじゃないか?」

確かに、彼の仮説は当たっている。でも、基本的にもっと調べるべきだなと思ったわけです。理由は、


PPCの成果「ターゲティング×広告の出向先×見出し×画像×テキスト×セールスレター」


PPCの成果は上記の公式で決まります。ちなみに、これは僕が便宜的に勝手に作っただけなので、真似しなくていいです。ただ、ポイントとしてはこれだけ要素があるんですよね。で、彼が最初にレビューを依頼してきたのは、見出しや画像やテキスト。そしてセールスレターだったわけです。

じゃ、PPCは、それを改善したらうまくいくか?っていうと確かにそうではあるんですが、根本解決にはなりません。そもそも、彼が入ってから「何が変わったか」?例えば、ターゲティングや出稿先を変えたのではないか?ということも考えられます。でも、それらの材料がなかったわけです。

だからこそ、

西埜
「もう少し材料を集めてから、考えたら?」

と答えました。なぜなら、、、


時間やリソースは限られているから。


私たちの時間は限られています。その中で、最も効果的な施策を考え出して、実行して、改善をしていくしかありません。じゃ、どうやって最も効果的な施策を考えだすか?それは、リサーチです。

今回のリサーチはお客さんのリサーチではなく、今までやってきたことのリサーチです。ほとんどの人は、今までやってきたマーケティングの施策については、調べません。でも、うまくいっている時があるなら、それを調べて、何が変わったか?を調べることだって、立派なリサーチな訳です。

彼の場合は、そこの部分がありませんでした。だからこそ、まずはそこを調べることをファーストステップにして、「頑張れ!」と言いました。「はい!」と言って、その場を後にしました。多分、期待したアドバイスをがもらえなかったので、彼はもう来ないであろう・・・笑


彼から学べること(私も、あなたも含め)


おそらくですが、彼が僕のところに来たのは、以前に”気まぐれ”で、僕のレビューを受けたことがあったからだと思います。気まぐれっていうのは、僕の気まぐれです。

東京出張で、品川オフィスにいた時に、彼が「広告を出している」という話を、デスクの隣でしていました。そこでは、先輩とディスカッションをしていたのですが、気まぐれで「見せてよ」って割り込みました^^;。そして、そのままレビューをしていたんです。

多分、、、それが面白かったのではないでしょうか。実際、彼とは、そこ以外で喋ったことがないんですよね(つまり、今回話したのは2回目笑)。しかも関係ない部署の人です。

なんですごいと思ったのかというと、僕は「喋りかけんなオーラ」を出しているはずなんですよね。こういう仕事をしていると、そういうオーラを出せるようになります。だから、面白い時は、すぐ近くにいるのに「slack」でメッセージを送られます。隣に僕がいるのに関わらず、、、ですよ。

だから、比較的社内でも喋りかけづらい人のはずです。考えてみてください。気難しそうな人がいたら、話しかけたくないじゃないですか。。。

私です。

そんな私に、声をかけて、「レビューをください」と言う図々しさ!これがすごいと思ったわけです。なんで、すごいと思ったかと言うと、ある事例を思い出したんです。


とある事例:日本語を教える講師の方


ある事例があります。僕が講師をしていたテンプレート習得コース、並びにリストブランディングコースに来てくれた人なんですね。当時はホテルスタッフをやっていて、日本語教師もやっていたんです。日本語を教えるのは本業にしたいと言っていました。

彼女がテンプレート習得コースに来たのは、本当に初心者だった頃。DRMやビジネスのことなんて、全然知らないような状態だった。それで、来たんですよね。で、同時に、この記事で紹介した部下のように、図々しかった笑。

まぁ、構わないんですけどね、コピーの話なので一瞬で答えられます。ただ、「これはどうですか。あれはどうですか。私のこのコピーはどうですか」ありとあらゆることを聞きまくっていたんです。

だから、「成功事例で日本語を教えている〜〜さんが来るんですけど、覚えてます?」って藤岡から言われた時は

「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、あの人ですね!一緒に来ていたスタッフの子も、覚えていますよ。だって、図々しかったもん笑」

と。もちろん、当時のスタッフも覚えていた。

「え、あの人ですか?覚えてますよ。すごい質問してましたもんね。」

と言うわけで、覚えていた笑。正直、今だから言うけれども、、、ここまでになるとは思っていなかった^^;。ただ、成果を出したと言う風に聞くと、至極納得だった。確かに、あんなに質問するなら、そりゃそうなるわな。と・・・。

多分、彼女はもっと成功すると思います。できれば、もう少し後に撮りたかった思いもある(多分、もっと成果が出るから)。でも、そう言う人が成果を出す。そして自分の夢を叶える。そう思います。


図々しさ、万歳


と言うことです。私も、多少なりとも図々しかったと思います。失敗もたくさんしました。失敗の中には、この世界から退場していいような(諦めてもいいような)失敗もありました。でも、図々しく、この世界に居続けました。多分、まだまだ居続けるでしょう。

「だから、あなたも図々しくしましょう」とは言いません。性格や気質もあるでしょうしね。ただ、考えてみてください。必要以上に人のことを気にしすぎて、本当に欲しい成果とかを、自ら遠ざけてしまっていませんか?

だとしたら、それはとても、もったいないことです。もう少し、図々しくいきましょう。そんな天罰が下ることは、滅多にありませんから。


ー西埜巧祐


PS
なぜか、長くなった・・・ もう一人は、次回か・・・また今度にでも。


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