戦略 2018/02/20

コロンブス:ヒットの秘訣


From:山田光彦

ヨーロッパ人が、初めてアメリカ大陸に到達したことで有名なコロンブス。

もしかしたら、あなたもよくご存知かもしれないですが、コロンブスが、アメリカ大陸に到達した時には、たくさんの人が船で航海に出ていました。でも、コロンブスは、他の人たちとはまったく逆の行動を取っていたことが原因となって、歴史に名を残すことになったんです。

というのも、当時、海へ航海に出ていた人たちは、東回りの航路でインドに到達しようとしていた、とのこと。東回りの航路である程度実績が出ていたことや、西側の海には怪物が住んでいるという風に言われていたり、ということもあって、西へ行く人はいなかったようなんです。

ですが、、、コロンブスは地球は丸いから、東ではなく、西に行けば、インドに行くことができるんじゃないか?そう考えて、西回りの航路でインドへ向かう事にしたんです。

その結果、誰も到達してなかったアメリカ大陸に到達することになりました(インドではなく)。


同じやり方を繰り返して、
違う結果を期待することを狂気という


この言葉はアインシュタインが言ったと言われていたり、違うと言われていたりしますが、言われてみれば当たり前ですよね。

コロンブスはみんながやっていた逆のことをやることで、他の人たちとは全く違う結果を手に入れました。

これに関連して、自己啓発の大家でもある、アールナイチンゲールもこんなことを言っています。

「どのような道を選んだにせよ、手本となる成功例が見当たらなければ、周囲の人々がしていることを眺め、単にその逆のことをすればいい。なぜなら、常に大多数の人間は間違っているからだ」


そして、ビジネスでも強豪と逆のことをやって、成功した事例は本当にたくさんあります。

アイスクリームが子供向けと思われていた時、大人向けにアイスクリームを売り出したハーゲンダッツ。大衆のためのVISAカードに対して、ごく一部のエリートのためのAMEX。WindowsとAppleなどなど、、、


逆へ行くべきとき


この逆を行くという戦術が特に効果的なのは、競争が激しい市場です。もっと、業界で主流と言われるような商品が強ければ強いほど、効果的に働きます。

というのも、逆を行くというのは、主流となるものと対立させることでより目立つことができる方法だからです。主流になっているものが巨大であればあるほど、それに対立したものを出せば、インパクトもでますし、大きな売上を上げるポテンシャルも秘めていることになります。

あなたの業界の主流になっているものはなんでしょう?
もし、その主流に対立する、真逆のコンセプトがあるとしたら、それはなんでしょう?

あなたの事業の競争が激しくなってきていて、普通の競合とは違う、大きな成果を出したいなら、考えてみる価値がある質問だと思いますよ。


ー山田光彦


PS.
コロンブスは、原住民の人たちを虐殺したりしているクズだ、という話もあるようです。。。

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