マネジメント 2017/05/11

エクセレント・カンパニーとは? 「エクセレンス」とは?

From: 小川忠洋

エクセレント・カンパニーとは?

たとえばスタバはエクセレント・カンパニーの代表です。この会社は比較的新しいイメージがありますが、実は、創業40年です。スターバックスが今のスタバになるまで、40年もかかっています。P&Gは100年以上の会社。アップルだって、印象的な1984という広告(IBMにケンカ売った伝説の広告)を出したのが、30年前です。エクセレント・カンパニーを作るのに、5年やそこらでできるのは幻想で、ムシのいい話だと思います。

そしてもう一点は「エクセレント」の定義も重要です。何をもって「エクセレント」と呼ぶのか?売上規模をもって呼ぶと思いますか?もちろん、違うでしょう。

しかし、売上規模ってのはとっても分かりやすい♪売上規模があがれば、われわれのエゴが満たされます。ぼくだって売上が今年は30億円だなと思うと「おっ!いいね!」と悦に浸ることもあります(´Д`)`

しかし、数字には何の意味もありません。「ライオン」は百獣の王と呼ばれますが、ライオンよりも図体が大きい動物はたくさんいます。ライオンや虎は最大ではないですが、最強に近いです。図体を大きくすることが、強い会社になるという事とは違いますよね。

じゃあ、何をもってエクセレンスとするのか?これは非常に大きな問題でもありますが、一つは、ミッション、われわれの存在意義にあるのではないでしょうか?ミッションをどのレベルで実現できるか?どのレベルで、デリバーできるか?どの規模で、実現できるか?こういった事を考えるべきではないでしょうか?

というのも、ぼくも規模拡大エクスタシー族ですから、規模拡大を常に考えますが、さきほども言った通り、人は「数字」に意味を感じることはできません。そして、事業には波があります。これはつまりどういう事かというと、数字だけを必死で追いかけることは、上手くいってるときには、とてもエクスタシーです。毎月、毎月、売上記録を更新することはとても気持ちがいいです。

しかし、調子の悪い時はどうか?

調子の悪い時は、意味を感じられないただの「数字」に一生懸命、がんばることはとっても難しいことです。そして、現実には事業とは確率的には失敗する確率の方がはるかに大きいわけです。ぼくらが事業計画をするとき、プロジェクトでもキャンペーンでも同じですが、うまくいく事を**前提**に考えがちです

しかしこれは確率的には大間違いで前提にすべきは、**うまくいかない**ことです。野球でも3割打者がヒーローなように事業でも3割もヒットを出せれば、ヒーローです。つまり、8割くらいは失敗すると。なので失敗しても、失敗しても、やり続けれるような熱意を持てる**目標**でなければ必ず、途中で萎えるし、しんどくなります。ー悪い意味でのしんどさですー

目標に意義を感じていれば、同じしんどさでも、それは良いしんどさになります。だから、乗り越えることができます。意義ある目標とは、

われわれの場合は、ミッションからスタートした目標じゃないでしょうか?

自分の貢献はなにか?という事が感じられるような目標です。

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事業の成長スピードを上げたいなら、、、(僕も上げたいですもちろん)人の成長スピードを上げるしかありません。みずから企画し実行し主体的に仕事をこなせる主力になるようなメンバーが、あと、5人育ったら、10人育ったら、、、売上の数値は簡単に倍になると思います。

なので注目すべきは、数字ではなく人材の育成ではないでしょうか?そのスピードをどれだけ早くできるか?それが、事業の成長スピードを決めます。。。

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