目標は書き出さなければならない?



From:リー・ミルティア

皆さんご存知のとおり、私はコーチで、プライベートやグループコーチングで多くのクライアントを抱えていますが、いつも受けるある質問があります。

それは、「目標は書き出さなければなりませんか?」というものです。

ここで、はっきり言っておきますが、答えは「はい。書き出さなければなりません」です。

願望を最終的に確定するために、目標を書き出さなければならないのです。

そうすることで、脳がそのイメージをはっきりと思い描くことができ、精神的、感情的、霊的エネルギーを集中させることができるのです。

つまり、目標を書き出すことで焦点が合い、願望が最終的に確定されるというわけです。

目標を書き出す目的は、ライフエネルギーを願望に集中させることです。なので、十分時間を取って、目標を書き出してください。

実は、目標を書き出している間に、顕在意識と潜在意識が、次に起こすべき行動の優先順位を決めています。

コーチングでは、悲しいことに、怖くて目標が書き出せない人が大勢いるのを見てきました。

そういった人は、その本当の理由を絶対に口にしませんし、実際のところ、なぜか分からないのかもしれませんが、

目標を書き出せない本当の理由は、たいていは、書き出した目標を達成できずに失敗するのが嫌だからです。

つまり、自分の能力を否定し、過去に培ってきたスキルや知恵や経験を使って未来を創り出すことを拒否しているのです。

ここは重要なので、覚えておいてください。人生は自らの選択の連続によって作られるので、自分は誰かの犠牲者だ、なんてことはあり得ません。

自分を犠牲者のように感じたら、パターン・インタラプション(中断)の手法を使って、そう思うのを即座に止めてください。

「過去がどうあれ、今とはまったく関係ない」と気持ちを切り替えれば、一瞬で、過去の選択に対する思いを断ち切ることができます。

人生を変えることができるのは、今この時だけなのです。ライフエネルギーを使って今日何をするか、が問題なのです。

断固とした決意と集中と願望が、未来を創るのです。

高校や大学時代や20代の頃が人生の花だったなどと、過去の想い出をしょって生きる悲しい人にならないでください。

過去への扉は閉じられています。そういうものです。昔のことを繰り返し脳の中で再現して、後悔したり、悲しんだり、怒ったりするのを止めてください。

私が大きな感銘を受けた名司会者、オプラ・ウィンフリーの名言をご紹介します。

「いいも悪いもひっくるめて、過去の経験のすべてが今の私を作っている。」繰り返します。

「いいも悪いもひっくるめて、過去の経験のすべてが今の私を作っている。」

皆さんにとってもそれは真実です。私が知っているある人は、会社を首になったのがきっかけで最高の幸運をつかみました。

勇気を出して起業し、会社を設立したんです。

また、パートナーや恋人と別れて胸が張り裂けんばかりに悲しんでいたある人は、その後人生を共にすることになる人に出会いました。

つまり、悪い出来事というのは、良い出来事が起こるスペース(空間)を創り出すために、起こる必然性があったということなのです。

なかなか認めたくないかもしれませんが、人生で起こる最悪の出来事は、

時として、私達に、そのままだったら得られなかったような、

さらに刺激的で充実した未来を創り出すチャンスを与えてくれるものなのです。

そういった失敗をしなければ、得られなかったチャンスなのです。

-リー・ミルティア

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