成功者のDNA
From:リー・ミルティア
今日のスペシャルゲストはジャック・ズフェルトです。ジャックは願望についてすべてを知り尽くしています。彼は願望を「あらゆる成功の源」と呼んでいます。ジャックは秘訣のいくつかをシェアしてくださるという寛大なお申し出をしてくださいました。皆さん、楽しんで勉強なさってください。
From:ジャック・ズフェルト
望む成功を収めるのにより良い方法があります。それはシンプルで分かりやすい方法です。なぜならそれは魂に根ざしているからです。事実、それはあらゆる成功を可能にするDNAです。
有史以来それを使って人は成功を収めてきました。それは、自己啓発の専門家が登場する前から結果を出してきました。今もそうですし、これから先もずっとそうでしょう。それはあらゆる成功の基礎となるものなのです。
遺伝の化学的基礎であるDNAを万人が持っているように、成功者のDNAも誰もが持っています。成功者のDNAは常に私達と共にあります。成功者のDNAは、今までに達成されたすべての事柄やこれから達成されるであろうすべての事柄の根幹にあるものです。
成功者のDNAのおかげで、ピラミッドが建設され、新世界が発見され、人類は空を飛べるようになり、月面を歩くといった偉業が達成されました。車を運転するとか、マラソンを走り切るとか、ゴルフでパーを取るなど、それほど劇的ではないあまたの成功にもすべて成功者のDNAが関与しています。
人生で願望を達成してある程度の満足感を得るためには、喉から手が出るほど欲しいものは何かを正確に見極めなければなりません。もし砂漠で迷ったら、暑さで喉がカラカラになり、冷たくておいしい水を手に入れるためには何だってするでしょう。この喉の乾きを征服したいというような願望を私は「本気の願望」と呼んでいます。
「本気の願望」を見極めて賢く誠実にそれを追求することが、常に結果を出せる成功概念です。本人はその時気がついていなかったかもしれませんが、この方法を使って何世紀にもわたり人は成功してきました。成功する時は必ずこの内発的動機づけと内なる力を使っているのです。
目標を達成するために目標を書き出す必要はありません。バスケットボールのスター選手、マイケル・ジョーダンは目標を書き出さなくても偉業を達成した人の1人です。彼は『In Pursuit of Excellence(挑戦せずにあきらめることはできない―マイケル・ジョーダンのメッセージ)』の中でこう書いています。
「僕には人としてまたバスケットボールの選手として1番になりたいという願望がある。そこに向かって1歩1歩着実に進んで行く過程は、僕にとってすべて精神的な作業だ。目標を書き出したことなんて1度もない。
ただ次のステップに集中するだけだ。自分がどんな人間になりたいか、どんな選手になりたいかをイメージして、頭の中で結果を想い描きながらそこに向かって進んでいく。
自分の目的地がどこかを正確に把握し、そこにたどり着けるように集中する。そのレベルに到達すると少し自信がつく。1つの成功が次の成功へと僕を導いてくれるんだ」
マイケル・ジョーダンはまず彼の「本気の願望」に焦点を合わせました。次に彼を助けてくれるコーチやメンターを探しました。「本気の願望」を1つ達成すると、次の「本気の願望」に移りました。
メンターの助けを借りることもままありました。「僕は誰か(何かを教えてくれる人)に何かを聞くことを怖れない。僕のマインドセットは“僕に教えて。僕を助けて。僕に道を示して”というものだ」
次回は、「あらゆる成功は4つの基本概念から生まれる」というテーマで成功の基本概念をお話します。楽しみにしておいてください。
-ジャック・ズフェルト