感謝の気持ちを育む



From:リー・ミルティア

私はあなたが何を考えているかをたぶん推測できます。

きっといろいろとスゴイことを考えているでしょう。でも、脳を変化させて新たにニュートラルな回路を創り出すのは難しいことです。

びっくりするかもしれませんが、マインドフルネスという意識のありようについては昔の賢人や修道士や僧呂から現代の教師、ガイド、科学者やリーダーに至るまで全員が同じことを言っています。

それは「日々何かに感謝して感謝の気持ちを育めば、脳から分泌される化学物質が変わり、遺伝子のふるまいが変わってくる。そして脳に書かれていたそれまでの行動シナリオを根本的に書きかえる。」ということです。


感謝というのは心の状態、つまりマインドセットです。

人生で良い事に気づく習慣を身につけるには、感謝のマインドセットが絶対に必要です。

自分が何に感謝しているかを認識するには、RAS(網様体賦活系)が周りの環境で感謝の対象となる事実を見つけ出すよう訓練しなければなりません。

2003年にアメリカ人の研究者、エモンズ博士とマックロー博士がこの説を実験しました。10週間にわたって、被験者の1つ目のグループには感謝日記をつけるように、2つ目のグループには嫌なことを、3つ目のグループには毎日の平凡な出来事を書くよう指示しました。

その結果、毎日感謝の気持ちを書いていたグループの幸福度が、ほかのグループに比べて概して高くなったことが分かりました。

私の経験でも、些細なことに感謝するだけですぐに気分が良くなります。それで気分が良くなると、今度はもっと良いことや大きなことに感謝するようになります。実際にまだ起こっていないことに対してさえも感謝できるようになります。


アファメーションは感謝とほぼ似たような効果があります。でも、落ち込んでいる時や、過去のトラウマになっているような嫌な出来事が起こった時には、鏡の中の自分を見ながらアファメーションしてもウソっぽく聞こえます。

「億万長者になりたい!」とか「私の体は強く健康だ!」とか「毎日あらゆる点で私はより幸せにより健康により賢くなっていきます!」なんて言っても、真実からあまりにかけ離れていると感じます。

一方、ある事実に感謝するとすぐに泥沼から抜け出せます。柔らかい枕や、朝起きて聞こえる鳥のさえずりや、お昼休みの公園で見かける赤ちゃんの笑顔に喜びを見出したり、夜ワインを片手にお気に入りの映画を見ることに幸せを感じたりしている自分に気がつきます。


ここで脳の中がどうなっているかを想像してみてください。

何かに対して不満を抱く代わりに、それと同じくらい何か小さなことに感謝している時にどうなっているでしょうか?

思考で外側の物理的世界がすぐに創り出されたり事態が打開されたりはしません。でも、注意をネガティブ思考に向けるか感謝の気持ちに向けるかで、長期的に脳が確実に変わってきます。


習慣は一夜にして身につくものではありません。

健康心理学の研究者フィリパ・ラリーは、新しい習慣が身につくまでに18日から254日間かかり、“習慣化”にかかる平均日数は66日だということを発見しました。

ネガティブ思考をポジティブ思考に変えるのは時間がかかるかもしれませんが、感謝という行為は、脳にこびりついたネガティブな思考をスクラビングバブルのようにこそぎ落とします。なので、感謝すれば脳はフレッシュでクリーンになります。


こういったエクササイズの一つひとつが、脳のパターンを変え再プログラミングするのを助けると信じてください。そうすれば人生で自分が望む以上のことを成し遂げ、望まないことは最小限に抑えられます。

皆さんに実行可能で達成可能な小さなタスクを出します。今日から30日間それを実践すると約束してください。疑わしく思いながらもそれを一生懸命こなせば、人生が変わり始めることをお約束します。

リーからの宿題:

①毎朝起きたら仕事で感謝できることを20個書き出してください。

②プライベートで感謝できることをもう20個見つけてください。

そうすると不平不満を「パターン・インタラプション(中断)の手法」で中断することになり、脳の焦点を人生の良いことや素晴らしいことに合わせ直すことができます。

そういった事柄に脳の焦点を合わせ直せば、より幸せを感じられるようになります。“幸福感が増せば増すほど”よりクリエイティブになって生産性が増していきます!

-リー・ミルティア


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