ブレずに道を歩む



From:リー・ミルティア

厳しい現実ですが、経営者や企業家は、顧客やクライアントや患者への貢献度に対してのみ、対価が支払われます。そのためには、あらゆる努力をすべきですが、その作業が、自分のスキルや能力や才能に合っているかどうかを確認してください。

はっきり言って経営者の多くは、スタッフやベンダーや外注の人達に任せればいいような仕事を、自らしています。

経営者は、仕事を完成させる過程に対する対価を支払われることはありません。労働によってお金を稼ぐのではないのです。関わる相手の幸福にどれだけ貢献できたか、ということに対して対価が支払われるのです。こういったことを踏まえて、ブレずに道を歩むために、考え方を変えてください。

稼ぐべき金額を稼いでいないのなら、今すぐ、自分のマインドセットや目標や焦点を当てていることを確認してください。どれだけ働くかではなく、どれだけの価値を提供するかに焦点を当てるのです。

皆さんの努力は、現実に実を結んで、他の人の人生の役に立っていますか?たとえば、私がスピーチの原稿を書くのに100時間かかったとしても、そんなことは聴衆には関係のないことです。聴衆にとって大事なのは、そのスピーチが面白くて、そこから実用的な何かを学ぶことができた、ということだけです。

誰に、また何に焦点を合わせて、自分の時間を使うのか? そろそろ真剣に考えるべき頃です。早速、競合相手と比較して、皆さんが顧客にどれほどの価値を提供しているかを評価してみてください。


人が皆さんの所へ来たいと思う価値をどれだけ創り出しているでしょうか?人は誰でも、自分に役立つ物事に対してしか、時間とエネルギーを持っていません。ですから、自分の目標や焦点を当てるべき物事を、100パーセント明確にしなければなりません。

私達が今、焦点を当てるべきことは、「ブレずに道を歩む秘訣」です。もし、自分の願望を紙に書き出して明確にしなければ、皆さんの精神的、感情的、肉体的、金銭的、霊的エネルギーは、他人が彼らの目標やニーズや願望を達成するのに利用されてしまうでしょう。


はっきりさせておきましょう。自分が決めた限界以外に限界はありません。他人が何をしようと、またしまいと、自分の人生の目標を達成するのに、何ら影響はありません。自分の夢や願望や大志さえ、はっきり分かっていればいいのです。理想の人生の表現者になりたいと、心の底から思うのなら、そういったことを明確にしなければなりません。


今から言う言葉を声に出して言いながら、メモしてください。「私は自分の願望を追い求めることを許可します」私は昔、自分の人生やキャリアに関しては、他人の許可や承認を得る必要がないことを学びました。そうでなければ、未だに、許可や承認が降りるのを待っていたでしょう。私は人生において、「これを経験してみたい」という内なる声に従って生きてきました。


皆さんも、自分の心の中の内なる声に耳を澄ましてください。別の言い方をすれば、直感が告げていることにです。この内なる部分からの声に耳を傾けてください。なぜならそれは、プログラミングされた脳よりもずっと賢いからです。

自分にこう尋ねる許可を与えてください。「私は何を達成したいのだろう?人生で本当に手に入れたいものや、したいことは何だろう?その夢を実現するために、どんなエネルギーを出すべきだろう?」

-リー・ミルティア

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