「どうして?」と訊くのはどうして?




From:リー・ミルティア


私にとっては長い間の習慣となっていて、

今では当たり前となっていることがあります。


それは、

思考力を要する質問を自分に投げかけること、

その答えを求めること、

そして問題を解決していくこと、です。


今回『サクセス』(という本)を執筆しながら

この習慣がいかに大切なことなのかを再確認しました。

これは私が身につけた最も有益な習慣であり、

人生の色々な局面での成功に導いてくれた大切なものです。


この素晴らしい習慣について、

『サクセス』から少し抜粋してご紹介しましょう。


自分に問いかけをする習慣がない人は

このシンプルな行動がどれだけ有益なものか

どれほど大きな違いを生むものなのかを知って

きっと驚くはずです。


すでにこの素晴らしい習慣を

お持ちの人もいるかもしれませんが、

ここでちょっと私の記憶をおさらいさせてください。


自分への問いかけがどれほど

大切な習慣なのかを悟ったのは父のおかげです。

父がいなければ私も気づくことはなかったでしょう。


毎日夕日が沈むころ、食事を終えた牛たちが牛舎に戻り、

私たち家族も仕事を終えます。


それから皆で大きなオークの木のテーブルを囲んだものです。

部屋には焼きたてのパンの香りが漂い、

パイプタバコが煙ります。


父は兄と私に、

「今日はどんなことを学んだのかい?」と訊きます。


それから「もしもこういう状況ならどうする?」

という仮定の質問が続きます。


私たちが自分なりの対処法を考えるように父は促したのです。

当時は意味のないエクササイズのように思えましたが、

今になってみればこうした問答が私の起業家としての思考法に

大変役立っていることが分かります。


想像した仮定の問題を利用しながら、

自分の直観を信じて問題を解決していく術です。


こうしたエクササイズのおかげで

夢を現実にするための枠組みとなる

思考法を育むことができました。


その中心をなすのが、質問を投げかけ、

答えを自分の直観と感覚に求めることです。


毎晩テーブルを囲みながら

このスキルを育んだおかげで分かったのは、

質問する勇気があり、

新しい解決法を探し求める者には

チャンスにあふれた未来が待っていることです。


誰もが自分の運命を、

心の奥にあるニーズに沿った人生を

創り出すチャンスを持っています。


それは、今よりもっと多くの満足感を味わえる人生です。

なんと素晴らしいことでしょう。


「昔の夢」が叶わなかったから、そうするのではありません。

今は、新しい夢が湧きあがる時です。


自分の願いとは何かをより明らかにするために、

魂の旅に出る時なのです。


親の「希望」ではなく、

何代も家族の中に受け継がれてきた「夢」ではなく、

あなたの未来だけが叶える「あなた自身の夢」です。


その始まりは自分への問いかけです。


自分に質問を投げかけることは大切なプロセスです。

質問することで、全ての選択肢の輪郭があらわになり、

沢山の実現可能な解決法を決めることができます。


質問をしなければ思いもよらなかったような

貴重な情報を受け取ることができます。


自分への問いかけと答えは人生を取り戻すための

方法を創り出すきっかけです。


望むものを生み出す力を育てるのは

この問答から始まるのです!


がんばりましょう

リー・ミルティア

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