美味しいから売れるわけじゃない!


From 高木 仁也

本町のスタバより 

"おいしいから売れるのではない、売れているのがおいしい料理だ。"


と言ったのはサイゼリアの社長。実際に日本で一番売れているイタリアンチェーン店ですが、本のタイトルにこの言葉がありました。


なんでこの話をしているのか?というと、先日、お気に入りだったイタリアンのお店が潰れていたからなんです。そのお店はとてもおいしいお店で、シェフにお任せするとめちゃくちゃおいしい料理を振舞ってくれるんですね。


食材1つ1つにこだわりをもっていて、それぞれ説明してくれるのですが、どれもおいしい。正直言って、その食材がどのくらい凄いのか?とかわかんないですけど「この魚はどこどこで取れた、今は旬のやつですよ」とかウンチク聞くと美味しいんだと思うじゃないですか。



美味しいお店で、会社からも近かったので月に1回くらいのペースで食べに行ってたんですね。けど、こないだ行くと潰れていました。とても残念な気持ちになったのと同時に「やっぱマーケティングは大事だな」って思ったわけです。



潰れる雰囲気は前からあったんです。料理は美味しいんですけど、お店にお客さんがいつ行っても少ない。お客さんが少ないっていうのもお気に入りのポイントだったんですが、金曜日の夜でもお客さんが埋まっていることはない。満席で断られたことがありませんでした(予約もしてないのに)。


味は間違いなく美味しいんです。しかし、美味しいからお客さんがたくさん集まる、売れるというわけではないということです。



一方で、サイゼリアも近くにあるんですね。サイゼリアにも行くんですけど、サイゼリアはいつもいっぱいです。店がガラガラだったということはほとんどありません。食事時の7時に行くといつも待たされるので、10時とか遅い時間に行くのですが、その時でもお客さんがいっぱいなんです。


価格が安いというのもあるのですが、味もそこそこ美味しい。売れているお店と言って間違い無いでしょう。



そして、書籍の中にこんな一文がありました。


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「自分の店の料理はうまい」と思ってはいけない。それこそが悲劇のはじまりだと私は思っている。なぜなら「自分の店の料理はうまい」と思ってしまったら、「売れないのはお客が悪い。景気が悪い」としか考えるしかなくなってしまうからだ。

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美味しい料理だから売れるわけではない。

いい商品だから売れるわけではない。

良いサービスだから売れるわけでは無い。



売れるからいい商品・サービスなんだ。



そして、売れるようにするためには、やっぱり売るスキルのセールスライティングですから、どんどんスキルを磨いていきましょう。





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