ダイエットと花粉症
FROM 高木仁也
@プライベートオフィスより
昨日、セミナーでお会いした方にチラシを見せていただきました。そのチラシはダイエットの商品を販売する用のチラシだったのですが、決定的に「やってはいけない」ことが書いてあったので、それをあなたにもシェアしたいと思います。
そのチラシは1枚のハガキサイズだったと思うのですが、ダイエットについてのヘッドラインがかいてありました。食べずに痩せる!といった、いわゆるよくあるダイエットの商品が伝えている内容です。ちなみに、ダイエット産業はとても大きいのですが、競合が大量にいます。これは今に始まったことではなく、昔からそうなんですけど、有名なゲイリーハルバートという人が書いた「崖っぷち主婦」がとても有名ですが、その時からいろんなダイエット商品はあったみたいです。
ダイエットのところで戦うのであればかなり大変になるだろうなと思ったのですが、今日お伝えしたいことはそのことではありません。
チラシをすこし読み進めていくと「40年間悩み続けていた花粉症が治りました」という言葉が書いてありました。書いた人に聞いてみると、ダイエットの商品でもあるんだけど、花粉症も治ったので、ダイエットもできて花粉症も治る。そういう商品なのでこちらに入れました。とおっしゃったので「それはおそらくやめたほうがいいですよ」と伝えたんですね。
なぜか?というと、ダイエットという問題を解決する商品なのか、花粉症という問題を解決する商品なのか?がわからないからです。お客さんからすれば「おお!どちらにも効くのか!」と思うのではなく、「結局はどっちに効くの?本当に効果あるの?」と疑ってしまうんですね。
どちらも効くということはとてもいいことなんですが、お客さんに伝える時には「どちらか」に絞って伝えないと伝わらないですし、信じてもらえません。だって、ふつうに「ダイエットにも効くし、花粉症にも効きますよ」って言われたら、そんなに良い薬があるわけないじゃん?って思うじゃ無いですか。それと同じです。
お客さんの問題が大きいところでは、一つに絞ってアピールした方がいいです。
もしあなたが商品の良さを伝える時には、1つに絞って伝えるということを意識してみてください。