楽しみながら成果を出す~Weekly Quote~
つい最近、昔の楽しい記憶が蘇る経験をしました。
これは長らく感じていない気持ちでした。なぜこの話をみなさんにするかというと、あまりにも多くの起業家がいろいろなことに忙殺され、大事なことを見失ってしまっているからです。なので、今日お話しすることで、それを考えるきっかけになればと思っています。
それでは、お話しますね。
私が最初に手がけたビジネスは両親から受け継いだ衣料品店でした。当時、その店の収益は年間1億5千万円ほどでした。そこで私はまず、働いていた40~50人の従業員を総入れ替えしなければなりませんでした。
もちろん、1日で全員解雇したわけではなく、徐々に入れ替えていきました。そして、本当に素晴らしい人材を集めてチームを作りました。素晴らしいチームというのは、私だけの思い込みではありません。
マネージャーを務めていた人間はその後、ディーゼルの小売部門の取締役に就任しました。ビジュアル部門の責任者も、同じくディーゼルのビジュアル部門を取り仕切るようになりました。そして、メンズ服のバイヤーを務めていた人間は、リーバイスの卸売部門の統括責任者に栄転しました。つまり、全員が出世していったというわけです。
それほど特別な人間の集まりだったとは、当時は私もわかっていませんでした。何しろ、私にとっては初めてのビジネスでしたからね。当時、最も楽しかったことは、とても情熱的で知的で創造性に満ちた5~6人のスタッフが集まり、全員で問題解決や新たなアイデアの考案など、ビジネスを前進させるために何ができるかを話し合ったことです。
上司と部下という形ではなく、あくまでチーム全員が一丸となって問題解決に取り組んでいました。時間が経つのも忘れて仕事に打ち込み、より良いアイデアを出して、より良い結果につなげていきました。
そして今、私は新しいプレゼンテーションに取り組んでいます。見込み客を取り込むセールスメッセージを正しく仕掛ける方法についてのプレゼンです。
2人のスタッフが私のプレゼンテーションを手伝ってくれました。夜12時近くまで残り、どうやったらこのプレゼンでより良いアイデアが生まれるか、より良い答えが出るか、懸命に考えていました。
夢中になって取り組んでいたので、3人とも時間が経つのも忘れてしまったほどです。これほど仕事に没頭したのは、私にとって本当に久しぶりのことです。
昨日の夜、家に帰る車の中で、もう一度こんな経験ができたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。20年前に衣料品店を経営していた時以来、ずっと経験していなかったのです。
この経験があってから、私は考えるようになりました。
最高のアイデアはどんな風にして生まれるのだろうか? どうしたら仕事が楽しくて仕方がないと思えるか? 私はずっと以前から、他の人と一緒に働いている時が最も楽しいと思えます。
では、あなたはどうですか?
人と働いている時により良いアイデアが浮かぶタイプなのか?
喋っている時と頭で考えている時と、どちらの方が機能するか?
最高のアイデアを思いつくのはどんな時か?
最も効果的に学べる場所はどこか?
どのようにして学ぶのが一番効果的か?
読む、書く、見る、聴く。最も効果的に学べるのはどれか?
自分のスタイルをよく知ること、どうすれば最大の効果を挙げられるかを知ることはとても重要です。同時に、仕事への取り組み方において、どんなやり方が最も楽しめるかを知ることも、非常に大事なことです。自分のオフィスに1人で籠って、5分ごとに時計を見ながらプレゼンを作るのと、情熱的な2人の仲間とチームになって答えを探し求めるのとでは、私にとっては天と地ほどの違いがあります。
あなたは自分が心から楽しめるスタイルを認識していますか?
起業家であるあなたは、自分自身の決断で、自分の望み通りの方法で仕事ができるはずです。
自分にとって一番いい働き方は何か?
どのようにすれば自分は最も仕事を楽しめるか?
この2つを融合させるにはどうすべきか?
今までの経験を思い出し、自分が楽しめるベストな働き方を見つけてみてください。
大きな利益とその向こう側へ
リッチ・シェフレン