一流の選手はコーチになれない?
Hello,there!
This is yr friend Thomas!
昔僕は、自転車競技部でした。自転車競技ってなに?って思われたなら、ツールドフランスを検索して見てください。めちゃくちゃ面白いですよ笑
部活に入った頃、最初部員は6人でした。同期は1人。しかもジュニアオリンピックの日本代表…。4人の先輩のうち2人は日本代表で、いまではプロとして走ってますw
僕は一般推薦で入ったので、自転車競技歴はほとんどありません。それでも少しは経験してたので、練習になんとかついていけるくらいは走れました。
そんな環境の中、ジュニアオリンピックの代表になっていた同期から面白い話を聞いたんです。
一流の選手が、なぜプロのコーチになれないか?ってことです。
一流のトップアスリートは引退すると、育成のためにコーチに転向する人が多いと。それでも、コーチとして結果を出すことができる人はほんの一握り。実際選手として活躍するよりもコーチとして活躍する人方が難しい世界もあると。
選手時代は成績は抜群、めちゃくちゃ優秀な結果を出すことができた人でも、コーチになると育成面では全く結果を出すことができない人がいるそうなんです。
いったいなぜか分かりますか…?
それは、努力で結果を出したのか、才能で結果を出したのか?って違いらしいんです。
残念なお知らせですが、遺伝子レベルである程度どんなスポーツなら素晴らしい結果を出すことができるか?ってことが分かります。ある程度なので、努力でなんとかできる範囲なのですが、それでも才能は確かにあります。
で、プロのコーチとして結果を出すことができる人は、選手時代に努力で結果を出すことができた人。努力で結果を出せた人が、コーチとしても優秀な結果を出すことができるそうなんです。
なぜかというと、才能がある程度ある人は、最初からある程度できたので、初心者が、なんでできないのか?ってことが分からないそうなんです。
泳げる人なら分かると思うんですが、どうやって水に浮くんですか?って言われても、なんて答えたらいいか分からないですよね?これが最初から泳げる人の感覚で、全く水に浮かべない人の気持ちが分からないんです。
だから、コーチとして結果を出すには、初心者の時、なんでできないんだろう…ということを考えて、できない人の気持ちを覚えている。そして、努力で結果を出してきた人が、コーチとしても結果を出せるそうです。
実は以前、同じような話をNoriに聞いたことがあります。
「僕は英語ができなかった人の気持ちがわかる。僕も同じような経験をしたから。留学に行って日本人同士で固まってしまう人の気持ちも分かる。僕も同じような場面になったら、多分日本人同士で固まってたと思う。
でも、たまたま日本人がいなかったから、ネイティブと固まるしかなかった。僕はどれだけ英語が上達しても、英語が話せない人の気持ちがわかる。いつでもその原点に帰れるんだよね。」
と話していました。Noriは、最初全く英語が話せませんでした。中学の英語の成績は2。落第一歩手前ですw
それでも、これまで8,000人以上の人に英語を指導し、10%以上が海外に飛び立った理由は、この”いつでも原点に戻れる”ってことなんでしょうね。
Noriは英語ができない人の気持ちが分かるからこそ、これだけの人に英語を教えて結果を出してきたんだろうな…ってことを改めて思いました。