富とお金 2020/04/08

投資シナリオのNG




こんにちは、石田です。


天気は少々荒れ気味ですが、
暖かい日が多くなってきて春を感じます。


さて。

メールマガジンの配信にはタイムラグがあり、
今皆さんにご覧いただいているこの内容は
2週間以上前に書かせて頂いているものです。

現時点でもコロナウイルスの感染拡大により、
大変なことになっていますが、、、

これから2週間後の感染者数は
とてつもない数字になっているのではないか
と思います。

現在の数値の伸びから考えると
1日の新たな感染者数は「3桁」に
なっている可能性が高いです。


私は専門家ではないので、
どのタイミングでワクチンが完成し、
いつ頃落ち着き始めるのか?

などさっぱり見当もつきませんが、
これからしばらくは何らかの形で
マーケットに影響を与え続けると思われます。



今、このメールマガジンを書いている場面では
「実際の現場と経済のカーブのサヤが開いている状態」
で、現場では大打撃を受けているところが多いのに、
株価はそれを映し出すほどは下がっていません。

しかし、経済面に大きな影響が出ているのは事実なので、、

今後の動きを考えたときに、パターンとしては
過去繰り返されてきたような形の「暴落パターン」が、
まず考えられます。


このパターンだと、
歴史的な安値に到達した後、
回復するのにかなり時間を要します。

市場参加者も激減し、
全体的に暗いイメージが漂い、
それが何年も継続します。

そう、リーマンショックの下落直後のように。

そして回復には年単位で時間が必要になってきます。


この間は「急落の記憶」から、
少し上がったら利食いが急がれ、また下落する。

の繰り返しとなるので、長期的に保有する
投資家の方たちはストレスを抱えたまま
何年も我慢することになってしまいます。


もう一つのパターンは、
情報に一喜一憂する乱高下パターンです。

コロナ相場は「下げ足が異常に速い相場」なので、
V字反転して上がるスピードも通常よりは早いです。


普通は、最初はそうでも
その後暴落して前者のパターンに続くわけですが、

今回は経済が本格的に悪化して下げる前に
「目に見えない敵であるウイルス」に対して
先に下げていることもあり、

経済対策が打ち出されて急上昇、

でも実際には先が見えず暴落、

別の薬の効果が確認できた。

で急上昇。

でも倒産件数が増えて急落、

ワクチンが完成して急上昇・・・・。


こんな感じで乱高下するパターンも想像できます。



ただ・・・・。

このような話はあくまでも想像(予想)に過ぎず、
マーケットが今後どうなるかなんて
誰にも分からないことです。

マーケットはどこまで行っても不確実な存在で、
当たり前かのようにこれまでに見たことがないような
値動きパターンを新たに打ち出してくる、

そう、常に進化し続けるのです。


そのような相手に対して、
絶対にやってはいけないことは

「こうなるであろう。という前提で
 投資シナリオを考えないこと」

です。


長くこの世界で生き残っている投資家は

「こうなるであろう。」

という前提で投資シナリオは考えず、

「こうなったらこうしよう。」

という投資シナリオを考えるのです。


なので、

あなたが長期的な保有を行う投資家であろうが、
日々の値動きを追いかけるトレーダーであろうが
どちらでもよいです。

このメールマガジンが配信されたタイミングで
マーケットがどうなっているかわかりませんが、
まだ大きな動きが出ていないようなら十分に間に合います。


その投資スタンスを取りながら、

「こうなったらこうしよう。」

という明確なルールをもってマーケットへ挑めば、
今後大きな動きが出始めてもコロナショックが理由で
マーケットから撤退することはないでしょう。



それではまた!




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