勝てる人が行うコントロール
こんにちは、石田です。
このメールマガジンを書いている現時点、
周りの音が聞こえないくらいの豪雨となっています。
この度の西日本を中心とした豪雨で
お亡くなりになられた多くの方のご冥福を
心からお祈りするとともに、
被害にあわれた方、今現在も避難中の方々の
一日も早いご再興を願っております。
さて、このメールマガジンが配信される頃には
すでに終了し、明確な結果が出ていると思われますが、
今まさに日本全国がサッカーのワールドカップで
盛り上がっている場面です。
日本史上初となるワールドカップ
ベスト8進出をかけて、
今夜(深夜)ベルギーと戦います。
この直前のポーランド戦、
TVやネットニュースなどでも
散々騒がれていましたので
サッカーに興味がない方も
西野監督の最後の「決断について」は
賛否両論があったことはご存知かと思います。
あくまでもこれは私の考えですが、
トレーダーであればこの決断は、
「賞賛すべき」ではないかと思います。
つまり、プロセスは関係ない、どうでもよい、
「結果がすべてのスタンス」であれば、
そう考えるのではないかと。
トレードをやる理由は、経済の勉強をする事でも
神業のようなトレード技術を披露することでもなく
シンプルに「利益を得るため」です。
その為には、
「感情が先に立つような思考のままではトレードで勝てない」
ので、普段から結果ベースの思考が習慣化しているのであれば
今回の西野監督の決断はスムーズに受け入れられるはずです。
目先の感情で行動するのではなく、冷静に分析を行い、
「どうすれば最良の結果を得られるのか?」
と考えて行動を起こすのは「思考」というよりも
「感情のコントロールが高いレベルでできている状態」
ですね。
感情のコントロールが高いレベルでできていることは
トレードでは特に重要ですし、それ以外の分野、
仕事、プライベートでも重要です。
トレードコーチングの経験上、
トレードの場面で感情のコントロールができない人には
2パターンあることがわかっていますので、
そのパターンと「改善策」を簡単に記しておきます。
もし、該当する方がこのメールマガジンを
見ているのであれば、参考にしてください。
1つは、早く儲けたい、早く損を取り戻したいという
「『焦り』が抑えきれず、目先の目動きに
一喜一憂してしまいコントロール不能」
となるパターン。多くの場合、最初に、
「トレードは楽に儲かるもの」という認識でスタートしていて、
「トレードの利益で自分の人生を何とか変えたい」と考えています。
この場合は、
マーケットは一切のコントロールが効かない存在であること。
そして、コントロールが効かないのだから、
「焦っても物理的に無理だ」と正しく理解することで
かなり焦りは抑えられるようになり、その結果、
感情のコントロールができるようになります。
2パターンといいましたが、大半はこちらが占めていますね。
そしてもう1つのパターンは、
現時点で特に大きな金銭的問題がなく、
人生そのものもそれなりに満たされていて
「逆に焦っていないことでトレードをレジャー的に考え、
感情のコントロールをすることに真剣みが持てない」
というパターンです。
「トレードで絶対に稼がないといけない!!」
という部分がさほど大きくないので、
「金銭的欲求よりも刺激的欲求の方が強い状態」
です。
この場合は、
「何かトレードに面白みを感じるようになるきっかけがあれば」
改善できることがあります。
しかし、トレードスタイルによっては、決められたとおりに粛々と
同じ行動を繰り返すので、正直、単調で何も刺激を感じなければ、
ダラダラと真剣になれないトレードを続けることになります。
そのような場合はスパっとトレードをやめ、トレードよりも、
「何かしらの刺激が伴うビジネス的なものに取り組む」ほうが、
「お金・労力・時間が無駄にならない」ですし、何よりも
「刺激的欲求が満たされることで充足感がプラス」されます。
トレードコーチの私が、
トレードをやめることを勧めるのもおかしな話ですが、
人生を充実させるためには必要な決断かと思います。
それではまた!
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