富とお金 2020/03/25

コロナショックの対処法




こんにちは、石田です。

ここ数日、朝と日中の寒暖差が激しく、
毎朝服を選ぶのに困ります(苦笑)


さて。今日のお話は、
「わかる人にしかわからない話」
です。

意味が解るのは普段の投資スタンスが
「長期保有スタンスの投資家(買いオンリー)」
です。

なので、該当しない方は
ムリにこれから先を読む必要はありません。



2週間ほどタイムラグがあるので
このメールマガジンが配信される頃には
少し落ち着いているかもしれませんが、、、

今現在、マーケットは「コロナショック」で
大変なことになっています。


昨夜のNYダウは2000ドル以上の下げ幅を記録し、
その影響で日経225の夜間取引も急落。

夜間に売りようがない「株」の保有者は
明日の寄付きまでとてつもないストレスを
抱えて過ごすことになります。

というか、午前9時ごろに
大きく下窓が開いているのを確認して
さらにダメ押しされるかもしれませんが、

どの様な状況になっても
「ブレずに自分のトレードスタンスを守る」
事は忘れないでください。



今回のコロナショック、
インパクト、というか勢いはどう考えても

「リーマンショックの時より激しい」

のですが、今のところあまり
そういう伝えられ方はされていないようです。

確かに日経225先物を見ても、
リーマンショックの時の最終的な
下げ幅ほどではありません。

しかし、このままいくと「ロウソク足の月足」が
「今まで見たことがない恐ろしい形状を形成する」
と思うので数か月後に確認してみてください。


出来ればそうならないことを願っていますが、
ヒゲが短く、重なっていないように見える、
長い長方形の陰線が連続した場合は

「長期保有スタンスの投資家」

がマーケットから大量に
たたき出されることになると思います。


そうならないために、、、

この段階で間に合うかどうかはわかりませんが
対処法のポイントをお伝えしておきます。

たぶん、長期保有スタンスであれば
少々下げたからと言って、

「簡単にロスカットしない習慣が身についている」

ので、これだけスピードが速いと、
今回は逃げ遅れている可能性が高いです。

ただ、これからでも適切に対処すれば
さほど怖いことはありません。

「いや、怖いでしょ」と思うかもしれませんが、
それは「対処法を知らないだけ」です。


「さすがにもう下がらないだろう、
 という場面からのさらなる下げ」

は、私の29年間の相場人生で何度も経験していますので
ここは自信を持って「対処さえすれば大丈夫」と言えます。

とは言っても、
この紙面で1から10までのレクチャーはできないので、
最も意識しなければならない部分に絞ってお伝えします。

たぶん、
「何らかの形で売りヘッジしたほうが良いだろう」
とは思っていると思います。

例えば、保有株のボリュームに合わせて
225先物の売りを入れるとか。


それは対処として正しいのですが、ほとんどの場合、

「その後、株価が回復しても、
 下の方で売り込んだ225先物を持ったまま
 上までひっぱり上げられる」

ことになると思います。

そう、価格は回復したのに
「今度はその225先物の売りポジションを外せなくなる」
ということです。

ココに意識しなければならないポイントが2つあります。


一つ目は、ヘッジで仕込む売りポジションには
「迷わずに実行できる明確なロスカットルールを必ず設定する」
です。

この売りポジションで儲けようと考えずに
「買い保有ポジションを守るための必要経費と割り切る」
事が重要です。

しつこいようですが、そのロスカットは
『必ず』実行するようにしてください。

でないと、先程書いたように
「下の方で売ったポジションを持ったまま
 上までひっぱりあげられる」
事になります。


もう一つのポイントは仮にロスカットになった後に
再度下げ始めたら「迷わず売る」ということです。

ロスカットになったということは

「今現在の価格は売った値段よりも高いはず」

なので、可能であれば、

「最初に売った価格よりも
 高い位置で売るようにつとめる」

ようにしましょう。


そのような時に限ってマーケットが乱高下して
何度か続けてロスカットを食らい、
一時的に損失が増えるかもしれませんが

「長期保有の投資スタンス(買いオンリー)なのに
 これだけの大相場で無傷で助かるはずもない」

「少しくらいのケガはしょうがない」

と考えるべきです。


長い間、マーケットに居れば数年に一度くらいのペースで
こういう目に合うことは不思議なことではありません。

この二つのポイントを意識していれば
何も対処せずに大きく資金をすり減らし、
我慢できなくなって決済してマーケットから撤退する。

という事態は避けられる可能性が高くなります。


ココでお話しした例は「株」ですが、
その他のカテゴリーでも同様です。

もしも今、夜も眠れないほどストレスを抱えているのなら
積極的に対処したほうが気持ちは楽になると思います。


それではまた!





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