モチベーションの持続[前編]
こんにちは、石田です。
今日は、
「モチベーションの持続」
についてお話しします。
大切なお話なので、
前編と後編に分けて書きますが、
今日はその「前編」になります。
・やる気が出ない・・・。
・最初はやるけど3日坊主でやめてしまう・・・。
・熱しやすく冷めやすい・・・。
ゴール設定をして、
ゴール達成するための計画を立て、
それに向けて努力しなければならない。
最初はやる気があって頑張るけど、
徐々にモチベーションが低下し、
だんだんやらなくなってしまうのですが・・・。
「何か良い方法ないですか?」
コーチングをやっていると
クライアントさんから、
よく持ちかけられる相談です。
このような場合のモチベーションの低下を改善する前に
前提として大きく分けて2つのパターンが存在しますので、
自分がどちらのパターンなのか、判断する必要があります。
1つは、
「そもそもそのゴールが本当に成し遂げたいことではない」
もう一つのパターンは、
「本当に成し遂げたいゴールであることは間違いない」
です。
前者ですが、クライアントさんに
「そもそもそのゴールが本当に成し遂げたいことではないのでは?」
という質問をしても、
「いえ、そんなことはないです、本当に成し遂げたい事なのです!!」
という答えが返ってきて、
でも、コーチングセッションを通してよくよく調べていくと
「やっぱり本当に成し遂げたいことではなく、
そうなれたらいいなぁ〜程度のものだった」
なんてことが頻繁にあります。これが、
「成し遂げたいゴールと信じているものが自分の価値観に沿った
本当に重要なものではないものを設定してしまっている状態」
です。
価値観に沿った本当に成し遂げたいゴールでなければ
モチベーションが低下するのは至極当然のことです。
自分がそのような状態に陥っているかどうか?
コーチングセッションではすぐに判明しますが、
自分で判断するのは意外と難しく、
(成し遂げたい事と完全に思い込んでいるので)
ちょっとしたコツが必要です。
やり方としては、まずは自らの価値観を特定するために
数多くの質問を自らに投げかけていきます。
・過去のイベントでどんなものが一番楽しいと感じたか?
・一番大切な人はだれか?
・一番大切なものは何か?
・過去に読んだ本で最も面白いと感じた本は?
・もう一度会いたいと思う人は?
・会えるとするなら誰に会いたいと思うか?
・どの仕事が最も充実していたか?
etc・・・。
この手の質問は挙げはじめると
キリがないのでこの辺にしておきますが、
とりあえず、
「似たような質問でも構わないのでたくさん質問を準備」
します。
そして重要なことは、これらの質問を
「頭の中で考えるのではなく、いったん書き出して
それらの質問に答えを書き込む形にするのがベスト」
です。
*PCでワードなどに質問を準備して回答を打ち込むでもOK
そうすることによって頭の中だけで完結させるよりも
客観視しやすくなり、答えも「曖昧」ではなく「明確」になります。
そこで出てきた答えを視野を広げて全体的に流し見して、
それらの答えの「共通点」を見つけ出していきます。
複数の質問にまたがって共通点を見いだせるワードがあれば
その「共通点を現すワード」に対して、とても強い価値観を
持っている可能性があります。
簡単な例でお話ししたほうが
どういう状態なのかイメージがわくと思いますが、
例えば、「寝る間を惜しんでバリバリ働いて儲ける!」
みたいなゴールを設定している人がいたとしましょう。
(実際にはもっと具体的にゴール設定を行います、念のため)
その人のモチベーションが低下しやすい場合、
価値観を特定する質問を投げかけてみて、回答の中に
・休みが欲しい
・疲れている
・縛られている
・仕事を辞めて独立起業する
みたいな回答が並んでいたとします。
これらの回答に共通し、
「それを最も的確に表現できるワードは何か?」
と考えた場合の答えが「自由な時間」だったとしましょう。
つまりこの方は「自由である」とか
「自由な時間を大切にする」などの価値観に対して
大きな価値を置いているかもしれません。
「自由」に価値を置いている人に
「寝る間を惜しんでバリバリ働け!」
なんて言っても到底無理なのはイメージできますよね。
なのでまずは設定したゴールが
本当に自分の価値観に沿ったものなのか?チェックして、
そうでなければ、もう一度自分の価値観に沿った形で
ゴールを設定し直す必要があります。
次回に続く・・・。
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