習慣 2017/09/27

断るのは辛いけれど・・・


From:リー・ミルティア

私は以前、大切な
取引相手の申し出を断り、
あるベンチャービジネスへの参加から
撤退しなければなりませんでした。

 

というのも、
私の時間と能力を活かしても、
彼らにとって最大の利益を
生むことができなかったからです。

今こうしてこの体験を
皆さんと共有しているのは、
プライベートにおいても
仕事においても、これが
あなたにも関わりのあることだと
言えるからです。

 

これは私たち一人一人が
時間に誠実であることについてです。

今になって振り返ると、
このプロジェクトを紹介された
その瞬間から、

私には難しく、
相応しい仕事ではないと
感じていました。

私は直感的に
ネガティブな反応を持ったのですが、
愚かにも参加するという
返事をしてしまったのです。

 

これは多くの人が
認めることだと思いますが、
私たちは他人から
頼まれたことをします。

他人から好かれたくて、
それをやったり、
相手が何かしら自分に
与えてくれるのではなどと
思って引き受けたりします。

 

だから私たちは首を縦に振り、
十分にふさわしい願望や背景のないことに
自分の時間や資源を巻き込むのです。

たとえ紙の上では
魅力的に聞こえたり
見えたりしたとしても、

心のコンパスが
長期的な成功のために
行くべきだと指し示す方向と
合わないプロジェクトを
私たちに申し出る人はいます。

 

そんなときには私たちは必ず、
自分自身の直感と時間への誠実さを
考慮に入れなければいけません。

自分の直感を無視して
そのプロジェクトへの
参加を承諾したことで、
私は当初、自分自身を
尊重していませんでした。

始める前からネガティブな
感想を持っていることから、
良いものが生まれるはずがありません。

 

私が無視した警告について
話しをしましょう。

私は普段からこのことについて
人に教えていますが、
私自身も実践できていなかったのです。

私は初め、ひどく心配しながら
そのプロジェクトに取り掛かったのですが、
私のスタッフから時間が
どんどん奪われていることに
気付きました。

 

そのスタッフは
実質上の私の本業となっている、
より重要で収益性のあるコアな
ビジネスプロジェクトのために
必要なスタッフたちでした。

私は考える限りの
誠実な努力をしましたし、
大きな結果も出しました。

 

しかし、その他の関係者まで
コントロールすることは
私にはできませんでした。

何の成長も収益も
見られないまま4か月が過ぎ、
私はついにマーケティングや
リーダーシップに関する懸念を
口に出しました。

 

その後、最初の発起人が
私に対して、プロジェクトが成功するように
リーダーシップを取ってほしいと言ってきました。

突然私は自分の胸に
手を当て聞きました。

「いったい何が起こったの?」

私は参加して
いくらか貢献するように
頼まれただけなのに、
突然リーダーを任され、
大きな利益が上がることを
期待されていたのです。

 

今では、適切なタイミングと
エネルギーとお金が背景にあれば、
このプロジェクトが
上手くいく可能性を否定しません。

しかし私の本当の過ちは、
情熱がないばかりか、
自分の核となる顧客を対象としていない
プロジェクトに関わろうとしていたことなのです。

私は常々、自分の究極の目標と
かけ離れたビジネスの誘いは
断るように留意していました。

 

皆さんには自白しますが、
そのプロジェクトに関わっていた人が原因で、
私はそのとき自分自身の
行くべき方向を見失っていました。

自分の本当の目標から目をそらし、
将来あり得るかもしれない
予測に捕らわれていました。

自分の本来の収入源を見失い、
「もしこうだったら」という
思いに絡め取られていたのです。

 

私はこの問題に
ケリをつけるために、
自分の行動の過ちを認め、
正しい方向に
戻らなければなりませんでした。

私は自分が何に参加したのか、
どこで道を誤ってしまったのか
について正直にならなくては
なりませんでした。

 

私はリーダーになって
他の起業家たちの世話をするために
参加したのではありませんでした。

自分のビジネスから
時間とお金を奪われてまで、
一番大きな利益を
決して得られない事業を
推進する気はありませんでした。

 

だから、私は
発起人からの申し出を断りました。

それはやむを得ないことだったのです。

私には彼らを尊重するか、
自分自身を尊重するか
どちらかの選択しかありませんでした。

 

 

これがあなたへのメッセージです。

まず自分自身を大事にしなければいけません。

今では全ての経験が
重要な教訓になり、私は
多くのことを学習しました。

その中で最も大切なことは、
自分の直感に耳を傾けることを
学んだことです。

 

第二の教訓は、
新しく不慣れな分野の
プロジェクトにおいても、
素晴らしい製品を生むために
何をどのようにすればよいかは、
学習すれば
知ることができるということです。

 

最後の教訓は、
眩しく輝いて見えるものに
気を取られてはいけないということです。

誰かほかの人にとって
眩しく輝いているからといって、
自分や自分の仕事にとっても
ふさわしいものとは限らないのです。

 

 

自分自身と真面目に向き合い、
何に対して人生のエネルギーと
ビジネス資源を投じるべきかを
見る勇気を持たなくてはなりません。

疑いをもたずに
目標を現実にするために
何が何でも最後まで
やり通さなければならないことがあります。

 

私もそのことは全面的に信じています。

それと同時に、
私たちは現実的になり、
他人から批難されても、
自分自身のためのビジョンを
尊重することが必要なことがあります。

 

自分の時間に誠実になるために、
私は辞退の手紙を
渡さなければなりませんでした。

彼らが私に
腹を立てたことは知っていますし、
彼らが実現を望んでいた
ビジョンは理解していますが、
私にとって重要なことは、
そのビジョンが私のものではないばかりか、
自分のビジョンに必要な
エネルギーまでも
食いつぶそうとしていたことです。

 

あなたには、
ある古い思想を最後に託したいと思います。

「自分に正直であれ、
時によってそれがどんなに難しくても。」

 

愛ある人生を
リー・ミルティア

関連記事