ただ簡単にやめてしまいますか?


From:ダン・ケネディ

フランスが突然こんなことを言い出したのをあなたも覚えているかもしれません。フランスは1万5000人の強力な兵士を動員し「非常に意味のある貢献をする」ので、ヒズボラ・イスラエル間に渡って、国連の「平和維持軍」を先頭に立って指揮させてほしいと要求したのです。しかし、それは1万5000人はおろか、5000人、いえ結局のところ400人だけを動員することになりました。実際に来たのは200人だけでしたがね。

スティーヴン・コルベア(アメリカのコメディアン)は次のように言いました。

「フランスの500人の軍隊と1万5000人の軍隊の違い?捕虜になる奴が少なくて済むってことだけだね」

フランスはすぐに降伏する、という評判は的を射ていますが、これを拭い去ることはどうしてもできないようです。羨ましい評判でも、羨ましい行動でもありませんね。

私のすぐ近所にに小さくて素敵なコミュニティがあります。それは少なくとも過去50年に渡り生き延びているという、独立した商店から成る「メインストリート」です。

私はそこの個人経営の書店に行って、狭苦しいスペースに本が所狭しと溢れかえっている所で本を見て回るのが好きですね。Barnes & Noble(バーンズ・アンド・ノーブル)というコーヒーショップに自動車修理がついている巨大な本屋に行くより、ずっといいと思いますよ。

私は、おもちゃや電車の模型を売っている小さな店でおもちゃを買うのも好きです。

小さな食堂で食事をするのも好きですよ。

昨年はバカさ加減に開いた口がふさがらないようなことが起こりましたよ。大きくて豪華なショッピングストアやレストランからなる「偽リトルタウン」を真のメインストリートの裏に建築することを市がデベロッパーに許可したので、チェーンのレストランやショップが急増したのです。

メインストリートの商店の売上は激減し、ただもうお手上げの状態になっています。

彼らはチェーン店が急増したせいだと言っていますが、彼らは皆、見下げ果てた嘘つきだと言えるのですよ。

地元のメディアも彼らについてお涙頂戴の話を報道しています。

彼らは馬のムチで叩いた方がいいぐらいの弱虫で、同情なんてしなくていいのですよ(ほかの多くの人にも言えることですがね)。実は、一番早くギブアップすることを決めた店のうちの2軒は、ジュース販売も行っている薬局と模型電車やその線路を売る店でした。新しい地域には、薬局や模型電車の店は1軒もオープンせず、進出の予定すらないのにですよ。それどころか、もっと多くの顧客が集まるようになったので、そこから利益を得ることだって可能だったのです。これらの「フランス人」は、ドイツ軍がまだそこに到着してもいないのに、既に白旗を振り出したのですね。

私はオプラ・ウィンフリーがアメリカ中で人気を制していることをひどく遺憾に思っていますよ。それは、男を臆病ネズミに変えてしまった弱虫という名の疫病のようなもので、自分は可哀想な犠牲者だとしきりに主張し、赤ん坊のように親指を加えてメソメソし、バカなフランス人のように行動する人が増える原因となっていますね。

あなたはマーケティングやセールスやビジネスのノウハウ、そして自信という面において、多くの人よりもきちんと準備ができていますよね?困難や邪魔が入って問題に直面したときでも、あなたは白旗を振って走り回らないで済むようにお願いしますよ。

願わくば自信に溢れ、戦闘モードで毎朝起きてほしいですね。ビジネスの戦場では、気弱な者や臆病者、簡単に落胆したり取り乱す人、あるいはすぐに白旗を出す用意をしている者の居場所なんて、全くないのですからね。

-ダン・ケネディ


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