毎年100万人以上の中小企業、大企業のビジネスオーナーや起業家に影響を与え、世界一多くの億万長者を生みだしている。そんな彼のことを、アメリカで最も億万長者を生んだ人として、「億万長者メーカー」と呼ぶ人もいれば、「21世紀のナポレオンヒル」と呼ぶ人もいる。 「日本一のマーケッター」にも選ばれた神田昌典氏も、彼の著書を監修し、絶賛のコメントを寄せている。

社長の仕事術 2018/05/11

あなたは打たれ強いですか?


From:ダン・ケネディ

「我々は撤退するのではない。別の方向に進んで行くのだ。」

-ダグラス・マッカーサー元帥

戦争への危機は依然として変わりがありません。ビジネスや人生においても、重要なことを成し遂げるにはリスクがつきものです。目標達成への道がAからBへと伸びる1本の線とは限りませんからね(マルツ博士が「サイコ・サイバネティックス」理論で指摘したようにね)。

私たちの仲間の多くが簡単に目標を達成しているので、近頃彼らのことが気がかりでなりません。広告は最初から成功し、ダイレクトメールは利益に繋がり、毎年数10万ドル(数1000万円)単位で跳ね上がる収入や3桁成長に彼らは甘やかされていますからね。彼らの大勢は壁に行き詰まったこともなければ、背後から蹴っ飛ばされて痛い思いをしたこともありません。万が一あなたが最近何かにつまずいているのなら喜ばしいことじゃないですか。座ったままでつまずく人なんていませんからね。

金銭面でも、ほかの分野でも、あなたがすでに望む段階に到達しているのなら、新たなチャレンジや実証実験を自分の生活に取り入れる必要はないと思いますよ。私は近道があるのにあえて険しい道を選ぶタイプではありませんからね。簡単な方法があればもちろんそっちを採用しますよ。

けれど物事が自分の都合の良い方向に進んでいないからといって怒り、挫折し、失望したままではいけません。

起業家になるということは問題を解決すること、トラブルが発生したときに自分の進むべき道を見つけること、それにバカな奴らや不満ばかりの人に対処することを意味するのです。

まさにこれが、私たちが大金を手にしている大きな理由なんですよ。類まれな天才というわけではなく、打たれ強いからなのです。大多数の人がそろってうずくまり、あきらめているときに、私たちは積極的に「別の道に進み始める」のです。

現在も含め過去10年間で私が手にしている成功や名声は、自ら進んで叩かれ役になったり、打ちのめされたり、苦しんだり、バカな奴と思われたり、そこに至るまでの20年間に20人以上よりも良い仕事をした成果ですね。

ところで、現在の政治を見てみるとオバマやブッシュに比べて、クリントンの業績の方が評価されていますね。しかし思い出して下さいよ。クリントンは何もしようとはしませんでしたよ。彼はレーガンやブッシュ政権の経済を引き継いだだけですからね。クリントンが率先して行った大胆な政策を挙げられますか?闘うために自ら作り上げた船で、必要なら船もろとも沈むことをいとわないような政策ですよ?それを挙げるのは不可能でしょうね。だって彼は何もしていませんから。

あなたが何かを試みたり、新たな取り組みを開始しても、ときにはみっともないほどの大失敗に終わることがあります。たとえばマクドナルドによるレストランサービス、FedExによるZapMail(ザップメール、80年代に2年で廃止されたFAXサービス)、1シーズンで終了したマーサ・スチュワート版「アプレンティス」などですね。しかし、斬新かつ画期的な発想や、受け入れられるか確証が持てないアイディアにも継続的に挑戦できるように、時間と予算は配分しておくべきなのです。

これがR&D(研究開発)と呼ばれるものですね。ええ、もちろん何度も壁にぶつかり、血を流すことになるでしょう。しかし、苦々しいつまずきや失敗なしで、その突破口を見い出すことなどできません。

決して現状に満足してはいけませんよ。たとえどんなに儲かる仕事があったとしても、稼ぎの何パーセントはさらなる可能性があるものを探すために再投資をするんです。私が言うのですから絶対にそうするべきですよ。

-ダン・ケネディ



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